2013-08-21 Wed
橋の長寿命化修繕計画が都市建設部より出されました
それによると河内長野市が管理している橋は平成25年4月現在114の道路橋と10の歩道橋があります。それらのうちの28橋が建設後50年を経過し、さらに20年後には87(全体の73%)の橋が50年を経過してしまうとされています。
平成23年一般質問や委員会でこの問題を取り上げ、優先順位をつけて計画的な修繕と耐震化や落橋防止を施していくよう求めてきました。また、24年には新たに基金(市の貯金)を創設し今後の修繕の予算的裏付けをするよう、また新たな道路の整備や箱物は必要最小限のものとしてインフラ整備の維持補修にそのウェイトを置くよう訴えてきました。


↑昭和48年に造られた橋ですが、すでに修繕、落橋防止も施されています





↑昭和53年につくられた橋ですが、団地と団地の谷を越える橋で下には大きな上下水道管が通っています。鉄筋の露出、大きな面積でのはく離など見受けられます。それ自体はすぐに危険が迫っているものではないでしょうが、この橋には落橋防止もなく、そういった意味でも対策が急がれます。
今回出された計画によると そのための点検、調査で試算すると橋の維持管理を「対処療法型」で計画すると今後50年間で243億円、「予防保全型」にすると61億円となり182億円のコスト削減につながるとされています。
○○年たったから立替、作り直しという発想から抜け出し、耐震化や機能アップは施しつつ使える物は大切に使っていくという当たり前の考えかた、そして道路を新設することだけが公共事業の代名詞にすることをあらため必要なものとそうでないものとの見分けをしっかりやって行くことが求められています。
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