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■プロフィール

宮本 さとし

Author:宮本 さとし
1955年和歌山市生まれ。
京都産業大学卒。
大学時代のサークル活動: 学生セツルメント(生き方の原点になりました)
総合電機器機商社(カナデン)に20年勤務。
北青葉台こども会会長、加賀田サッカークラブ育成会会長、石仏小PTA会長、加賀田中学校PTA役員など
98年市会議員に初当選。
河内長野日本共産党市会議員
家族:妻、一男(近くに住んでます)、一女
趣味:下手ですけどテニスにはまってます(週二回程度夜中にやってます)
若いときには、登山、スキーなど!

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住宅リフォーム助成事業・自然エネルギー活用の町
愛媛県宇和島市・高知県雲の上の町ゆすはらに視察

 6日7日と愛媛県宇和島市・高知県雲の上の町ゆすはら に5人の議員団で視察。宇和島市の住宅リフォーム助成事業、檮原町は自然エネルギー活用の取り組みです。行きはフェリー、帰りは陸で計750km、ちょいと疲れましたが得るものも多くありました。
 
 フェリーは六甲アイランドから四国新居浜港行き。夜中の1時10分発ですがこんなフェリーに乗ったの初めてです。驚いたのは私たちの車以外は見る限りすべてトラックとトレーラー。それもトレーラーは後ろのコンテナが乗ってる荷台だけ。港ではトレーラーの前の部分だけが出たり入ったりチョロQのように動き回り荷台の出し入れに奔走していました。受付でも一見さんは私たちだけ。係の方からも思わず「荷物(車のこと)は事務所の横でまっといて」と、言われてしまいました(^_^)v笑。
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 宇和島市住宅リフォーム補助制度は工事にかかった費用の10%、限度額20万円まで補助。2年目になりますがすでに140件以上の実績があるそうです。利用された方のアンケート調査を実施したり、わかりやすいQ&A集を作成するなど市民に丁寧な対応をされているのがうかがえます。また、現住所がなくてもある一定の条件のもと市内に引っ越しする見込みでも申請できる様になっているのには驚きました。
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 8日の高知県ゆすはら町は.人口3700人あまり、面積は 237 k㎡.で河内長野市の2倍強(90%以上が森林)の小さな町です。町民の暮らしと自然が共生できる循環型社会をめざし、風力発電、太陽光発電、地熱利用の温水プールなど、メガ的な設備はないもののいろんな可能性を求めて、さまざまな自然エネルギー事業に取り組んでいます。
 新エネルギーに関するものへの助成としては ●住宅用太陽光発電施設 ・小水力発電施設20万円/kw(上限4kw 80万円) ●小型風力発電施設・温度差エネルギー活用施設( 20万円/kw 上限4kw 80万円) ●太陽熱温水器 本体購入価格1/4(上限7万5千円) ●ペレットストーブ  本体購入価格1/4(上限12万5千円) ●自然冷媒ヒートポンプ給湯器  本体購入価格1/4(上限25万円) ●複層ガラス  総設置面積に対する複層ガラス本体購入価格1/4(上限4万円) と大変積極的です。
 
 中でもハブ的役割をしているのが風車による発電です。標高1300mの四国カルストに平成11年度完成した2機の風車がほぼ見込み通りの発電。補助金も有効利用しながら本体の償却はじめ、維持経費を差し引きながらも新しい自然エネルギーの活用や町民への普及に力をそそぐことができたようです。最近では基金にも積み立てができるようになってきています。今後他地域とも共同しながら6基増設計画があるそうです。紹介リーフには「風をおこし町をおこす」とありました。なかなかのキャッチコピーです。
 山の上はめちゃ寒くて風が強くて・・・・こんな顔になってしまっています。でもだから風車には最高なんでしょうね。 
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 下の写真は最大出力53kwの小水力発電。落差6mあまりのところを利用した水路式発電所。発生した電力は中学校の施設と夜は町中の街路灯82基に供給しているそうです。
水利権や取水制限の問題があり発電に使っているのは写真の右側の黒いパイプから放出している分だけで左側の大きな水の出口は取水しても発電に使えない水だそうです。発電に使った水は基本的に汚れることもなく100%川に戻す訳ですが、もっと普及させるためには制度の問題も含め改革が必要です。
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 下の写真は町の総合庁舎。太陽光発電は最大80kwhの発電の規模と太陽光集熱システムもとり入れたりさまざまな省エネ対策が施されていました。
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 説明していただいた担当のかたも、仕事に意義を感じながら町民に寄り添う姿勢が感じられ、3時間を超える視察になりましたが、楽しそうに対応していただいたのが印象的です。今は毎年1000人を超える方が視察に来られるそうです。たいへんだー。 みなさんお世話になりました。
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活動報告 | 15:10:52 | トラックバック(0) | コメント(1)